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洞窟も中層も雲見【2010年8月5日】

ポイント名 雲見
 1ダイブ目:牛着岩スタンダードコース
 2ダイブ目:牛着岩小牛の洞窟→モロコ根→グンカン
 3ダイブ目:三競
風向 ほぼ無風
流れ 下り潮結構強く
波・うねり なし
気温 31℃
水温 24℃〜27℃
透明度 7m〜10m
透視度 6m〜8m
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今日も夏空が広がり、暑い1日でした。ただタイミング悪く、朝、牛着岩の写真を撮った時だけ、ちょっと曇っちゃってました。f ^ ^ *)
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初・雲見のゲストとマンツーマンダイブだった今日は、まず最初にスタンダードコースへ。
牛着岩の洞窟群を過不足無くキレイに回ってこれるのが魅力的です。

途中、もちろん生き物のチェックも怠りません。
H型の穴の中にはオルトマンワラエビアケウスなどの甲殻類がいましたし、人型の岩の上にはムラサキウミコチョウミチヨミノウミウシ。どちらも上品な紫色が印象的なウミウシです。

水深24mのアーチの周りでは、折からの流れで活性化した魚たちで大にぎわい。
スズメダイネンブツダイキンギョハナダイが幾重にも層になって群れを形成しています。

そして岩の暗がりには、久しぶりの登場です。巨大なクエ。軽く1m以上はあります。ゲストは最初、岩かと思ったほどでした。
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2本目は最初に洞窟探検、後半は潮に乗ってドリフトダイビングの欲張りな2部構成。これも雲見・牛着岩ならではです。

エントリーしてすぐに入った小牛の洞窟では、ヒメセミエビノコギリガニコウイカの仲間大小いくつものイセエビがうごめく様子、オトヒメエビカサゴイタチウオなど、ここの定番の住人達とご対面です。

穴を出てからは、軽い下り潮に乗って、中層の水深15mをキープしながら、ひゅーっとアウトサイドへ。途中、牛着岩の最も沖にあるモロコ根を経由。終点のグンカンでは乱舞するキビナゴの大群に目を奪われました。

3本目は三競です。ここには大きな洞窟が4つあって、各洞窟はそれぞれに特徴があって光の差し込み具合も違います。中でも今日は3の穴と4の穴がひときわ美しかったですね。

これは4の穴の通称「宮殿」の様子。狭い穴の中にキビナゴが少し紛れ込んでいて、それに上から差し込む光が当たるとキラキラと輝いてキレイでしたね。
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この穴の中にキビナゴが入り込んでしまうことなんて、滅多にないことだと思います。そんな貴重なシーンに出会えたなんて、ラッキーですね。(⌒^⌒)b
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日々刻々と変わりゆく海の様子。同じ場所でも、毎日のようにその表情を変えていきます。その時々の水中景観は偶然のたまもの。その時その場所に潜っていたダイバーだけが目にすることの出来る、大自然の一瞬の奇跡です。

あなたも、毎日のように起きている水中の小さな奇跡を、見にいらっしゃいませんか?
by idive | 2010-08-05 19:01 | Diving Log
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