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地形と生き物とどっちも雲見で【2010年8月16日】

ポイント名 雲見
 1ダイブ目:牛着岩小牛一周
 2ダイブ目:牛着岩大牛の洞窟→水深24mのアーチのブイ
 3ダイブ目:牛着岩スタンダードコース
 4ダイブ目:牛着岩大牛の洞窟→湾内
風向 西よりの風
流れ 下り潮
波・うねり 波・うねり少々
気温 31℃
水温 21℃〜28℃
透明度 6m〜8m
透視度 4m〜6m
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いやー、なんだか久しぶりにいいお天気になった気がします。これで風がやんで波が無くなれば、なおいいんですけどね。
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今日はダイビングの経験が浅い先発隊と、ベテランの後発隊でした。

先発隊は、とにかく地形が見たい、とのこと。でもいきなりあのアップダウンの激しい所には、お連れ出来ません。そこでレンタル器材に慣れる為と、中性浮力の勘を取り戻す為に1本目の前半はあまり深度に変化のないコース。ここでコガネキュウセンガラスハゼキビナゴの大群やそれを狙う大きなマダイなどを見てきました。

後発隊の1本目は、何はともあれクマドリカエルアンコウのチェックです。昨日とはまた微妙に違う位置にいました。

今日のゲスト、200本以上潜っているベテランダイバーですが、この魚を見るのは初めてとのこと。
ですよね、それくらいレアな生き物ですよね。(⌒^⌒)b

でも無事見ることが出来てひと安心。このあとは大牛の洞窟内部にいるサクラテンジクダイミナミハコフグの幼魚、ビシャモンエビを大小取り混ぜて3匹やニシキウミウシの若い個体、キンチャクダイの幼魚やテンクロスジギンポイガグリウミウシ、大きなイシダイアオリイカの子どもの大群なんかも見ることが出来ました。

下はミチヨミノウミウシです。
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後発隊の2本目は、1本目でぐっと慣れた来たのでスタンダードコースへ。
クレバスを落ちてH型の穴へ。クランクを経由して、牛着岩の沖側へ出ます。ここは若干潮あたりも良くて魚が群れる所。今日もすごい数の魚が群れていました。そしてその中に大きなクエの姿も。

スタンダードコースの折り返し地点水深24mのアーチ
をくぐり、たて穴へ。垂直に浅い岩場へと抜けた後、通常のスタンダードコースに少しひねりを加えることにしました。

まずH型の穴上という小さなトンネルを抜けてクランクへ。ここからすぐにH型の穴をまっすぐではなく、縫うようにジグザグに穴から出たり入ったりしながら泳ぎます。

それから水路下の洞窟を通り抜け、三角穴を経由して湾内へ。お腹一杯地形を堪能出来ました。

後発隊の2本目も島裏エントリー。
もう一回シロクマ君(白いクマドリカエルアンコウの略)を見たあと、先ほどとは牛着岩を逆回りに泳いで帰ってきました。

途中、スベスベマンジュウガニスケロクウミタケハゼコガネキュウセンの幼魚やセジロノドグロベラの幼魚(下記画像)といった南から流れてきた魚などをチェックしました。今日の水中画像はYamadannaさんの提供です。ありがとうございました!
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水深16mのアーチそばの岩の亀裂にはアカシマシラヒゲエビがクリーニングステーションを開店しています。そこへウツボがやってきたので、てっきりこのエビにクリーニングしてもらうのかと思ったら・・・。

ウツボのクリーニングは、なんとノコギリヨウジが2匹、懸命になって行っているではありませんか!へー、初めて見た。

当のエビはウツボなど知らんぷり。でも今日ラッキーだったのは、じわっじわっと穴の外に出てきてくれたこと。おかげでゆっくり写真が撮れました。
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お次はイソギンチャクの上のアカホシカクレエビ君。大きな個体です。

さらにブイのそばでも、ひとつのイソギンチャクにアカホシカクレエビカザリイソギンチャクエビ、そしてヒメイソギンチャクエビのペアがいるのをチェック。下記画像はこのイソギンチャクにいたヒメイソギンチャクエビの大きいほうです。
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今日も色々なゲストのご要望にお応えしつつ、なかなか面白いダイビングが出来たんじゃないかと思います。

・・・誰?今「自画自賛が始まった」ってつぶやいたの? f ^ ^ *)
by idive | 2010-08-16 22:31 | Diving Log
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