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カンパチのランチ真っ只中@雲見【2010年10月01日】

ポイント名 雲見
 1ダイブ目:牛着岩スタンダードコース+アルファ
 2ダイブ目:牛着岩小牛横→小牛の洞窟→ブイ
天気 曇り時々晴れ
風向  東より
流れ  下り潮少々
波・うねり ほとんどなし
気温 26℃
水温 24℃〜25℃
透明度 15m
透視度 10m〜12m
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今日はベテランゲストとマンツーマンダイブ。初・アイダイブの方ですが、雲見は2回目だとか。以前来たときはあまり洞窟を潜った覚えがないので、今回は地形をリクエスト。お任せ下さい!(⌒^⌒)b
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島前からエントリーして、最初に落ちるのはクレバスです。ここで周りの風景が一気に洞窟っぽくなります。

雲見海底迷宮の始まりですね。
次に通るトンネルはH型の穴です。上から見るとアルファベットのHのような形に穴があいているからこの名前がつきました。

Hの穴を出ると、そこはクランク。周囲を岩に囲まれた狭い空間で、何故かここには魚がぐっちゃり群れています。ソフトコーラルの影にはかわいらしいハナタツも隠れています。

ここを抜けると、もう牛着岩の沖側ですね。今まで岩に遮られてほとんど感じなかった流れもかかりはじめます。

ネンブツダイキンギョハナダイの群れをかき分けながら水深24mのアーチを目指します。

ここでちょっと寄り道して、最近発見された白いクマドリカエルアンコウ、通称クマドリ5号をチェック。

24アーチを抜けたあと、いつもならたて穴を目指しますが、まだ時間も残圧もたっぷりと余裕があります。加えて軽い下り潮。じゃ、この潮に乗って、たまには水深26mのアーチまで足を伸ばしてみましょうか。

26アーチには、よくネコザメが入っていたりするのですが、今日はいませんでしたね。その代わり、テングダイの大きいのが2枚、トンネル内にいてすれ違いました。

ここからは、潮影に隠れるようにしてたて穴へ。V字のトンネルを入って出て、さらにたて穴前の穴を通過して牛着岩方面へ。大牛の壁に当たったら、進路を左(東)に変えて、壁沿いに水路を目指します。

小さなアーチをひとつくぐって、岩に囲まれた「小空間」から「秘密の抜け穴」を通り抜けると、そこはさっき落ちてきたクレバスの下です。つまり牛着岩の裏側をぐるりとひと巡りして戻ってきたというわけです。

水路下の洞窟を半分くらい入ったところで振り向いて、幻想的な風景を堪能。さらに奥へ入って三角穴を抜ければ、はい、海底の迷宮探検、無事終了です。

ブイで浮上する手前の岩で、大きなサザエの貝殻に入ったヤドカリがひっくり返った態勢でじっとしています。どうやら起き上がりたくても、貝が大きすぎて起き上がれないみたい。
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ゲストにスレートで状況を説明して、もう一度見ると、もう貝殻は空っぽになっていました。ヤドカリ本体は危険を察知したのでしょうか。貝をほっぽり出して逃げちゃったようです。f ^ ^ *)

2本目は小牛の横手から。
エントリーした途端、いきなりキビナゴの大群に囲まれました。と、思ったら、何匹ものカンパチが群れをなして襲来。最初はゆっくり、徐々に早く、そして最後には驚くほど速いスピードでキビナゴの群れへと突っ込んでいきます。僕らは、まさにカンパチがキビナゴを補食している現場の真っ只中にエントリーしてしまったのでした。

さて、少し前までなら、ここには稀少な黒いクマドリカエルアンコウがいたのですが、数日前に行方不明となり、捜索願いが出されていました。

今日になって、地元ガイドさんから、このクロクマ君が以前住処にしていた壁の下の砂地をひょこひょこ歩いているところを見た、という情報が。その現場を僕も押さえるため、ここからスタートした、というわけです。

しかしそうは問屋が卸しません。しばらく砂地に沿って泳いでみましたが、見つかりませんでした。

その代わり、というわけではないのですが、黄色いイロカエルアンコウを見つけました。体長4cmくらい、鮮やかな色といい、手頃な大きさといい、とってもプリティです。
正直、最近シロクマ君に食傷気味だったので、すごく新鮮でしたね。f ^ ^ *)
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このあと、小牛の洞窟でゆっくりと遊びました。穴の奥ではまたもやクリーナー系のエビをゲット。クリアクリーナーシュリンプでしょうか。
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小牛の洞窟を出てクランクを経由、H型の穴のさっきは通らなかった部分へ入ろうとすると、大きなクエと鉢合わせしそうになりました。

その先、クレバスの下ではフジイロウミウシを見つけました。最近ウミウシネタが少ないので貴重ですね。(⌒^⌒)b
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そんなこんなで今日ものんびり、秋の雲見を満喫して、無事終了です!
by idive | 2010-10-01 17:58 | Diving Log
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