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アイダイブ的銭州遠征顛末【2011年6月5日】

ポイント名 銭州
 1ダイブ目:ネープルス北→南
 2ダイブ目:ヒラッタイ→ネープルス
 3ダイブ目:ネープルス一周
天気  薄曇り
風向  南東
流れ  1dive目下り潮徐々に無くなる
波・うねり 風波少々
気温 21℃
水温 20℃〜21℃
透明度 15m〜20m
透視度 12m〜15m

今回の銭州遠征は神津島で前泊するスタイルでした。
以前は日帰りで行っていたのですが・・・。早朝に出発して下田港から3時間かけて銭州へ。
銭州で3ダイブしてまた下田へ帰るのは結構大変でした。

そこで、今回は前日の夕方に伊豆を出て神津島に向かい、ここで一泊。
そして神津島から銭州へ向かう作戦です。下の写真は夕方6時頃、神津島へ到着したときの様子。
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神津島の温泉で英気を養った後、民宿の晩ご飯を皆で囲みました。
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銭州は船をチャーターする関係上、アイダイブ一店舗だけでの開催は難しく、今回は「神子元ハンマーズ」さんとの共催です。私はこの店で店長を務めていたこともあるのでスタッフたちとの気心も知れていて、和気あいあいとした雰囲気での銭州行でした。

さて、翌朝。4時半に起床。5時出港です。
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上の写真は銭州群島の一部、ネープルス岩礁ですね。神津から銭州までは通常1時間半くらいなのですが、潮が逆だったせいか波があり、船が揺れてあまりスピードを出せなかった様子。2時間近くかかりました。
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さて、1本目。ネープルスの北東で船からエントリー、潮に乗ってぐるりと回り込んでいきます。
潜降するといきなり、カンパチ、シマアジの群れに遭遇。
さすが漁師が行けば銭になる銭州。面目躍如です。

下の写真はヒレナガカンパチ。大きさは小ぶりなものからメーター級のデカイやつまで色々。
数もたくさんいました。
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そして圧巻だったのはシマアジ。ふだん潜っている雲見ではたまに若魚を見かけるくらいですが、ここにはうじゃうじゃいました。
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この他、岩一面を埋め尽くすかのようなキンギョハナダイやシラコダイ、タカベやイサキ、イシダイやイシガキダイなど見ることが出来ました。

下の写真は伊豆ではあまり見かけないキホシスズメダイと思われる大群。
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2本目は少しゆるくなってきた潮に乗り、ヒラッタイ岩礁の北側からネープルスに向けてゆっくり移動。ここでもずっとカンパチやシマアジの群れが周りにいました。とにかくすごい数です。

またカツオの大群にも遭遇。一瞬、ワラサかと思いましたが、体側上部に特徴的な模様があることで分かりました。でも図鑑を見てみると、カツオによく似たスマという魚もいるので、どっちかだと思います。いずれにしろ、なかなかダイビング中にお目にかかれる魚ではありませんね。

中層にはもちろん、岩陰などにもたくさんの魚がいます。
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3本目はいよいよ潮がたるんでしまい、ほとんど流れが無くなってしまいました。
やっぱり銭州まで来たからには、多少流れていたほうがいいな、なんて贅沢なことも考えてしまいます。流れのあるほうが魚たちも活性化して見応えがありますしね。

でも一瞬ですが、ウミガメを見ることが出来ました。
また珍しい所ではナメモンガラや、ウミヘビの1種、大きなヒトヅラハリセンボンなども見かけましたね。

あ、そうそう、サメもいました。ただ、期待していたハンマーヘッドシャークではなく、ドチザメやネコザメといった底生のタイプです。これもあっという間の出来事で、種類までは判別できず。

あと、流れが無くて楽に泳げたせいか、ウミウシも目につきました。
銭州に来てまでウミウシ?!と思う無かれ。だって、こんな絶海の孤島の、流れの強い場所にまでいるって、ある意味感動的じゃないですか?

見つけたのはアオウミウシ。なんと交接中の個体まで。
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それからサメジマオトメウミウシは個体数いっぱい。不思議ですね〜。
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船をチャーターして、かなりの時間を費やして移動して。スキルは当然求められますし、海況によって中止になることもしばしば。そんなハードルの高いダイビングサイト・銭州。

そこで潜れることだけでも幸せなことなんですが、やっぱり行くからにはそれなりの事を期待しちゃうのもムリからぬ事。

今回、そういった意味では幸せ貯金をかなり貯め込んだと思います。(*^^*)
また来年、銭州に夢を追いたいと思います!

写真提供はMuraさん、Takashiさん、ありがとうございました!
by idive | 2011-06-05 11:24 | Diving Log
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