雲見で宝探しのような生き物探し【2011年6月8日】
ポイント名 雲見
1ダイブ目:牛着岩:大牛の洞窟周辺 2ダイブ目:三競 3ダイブ目:牛着岩:島裏から水深24mアーチのブイ 天気 雨のち曇りのち晴れ 風向 東より 流れ 下り潮 波・うねり ほとんどなし 気温 22℃ 水温 20℃ 透明度 10m〜12m 透視度 10m 朝は雨が降っていた雲見。でもご覧の通り、海は静か。そして1本目が終わるくらいから雨が上がって、徐々にお日様も顔を出し始めました。 今日はベテランゲストとマンツーマンダイブ。そしてリクエストは「ウミウシ」です。 最近、急に水温が上がったこともあってなんだかウミウシが減っちゃった気がしますが、はい、頑張ります。 1ダイブ目。最初に見つけたのはハナミドリガイ。最近、あまりミドリガイ系を見ていなかったので嬉しかったですね。 最近よく見かける光景です。アオウミウシの交接。 今雲見でいちばん個体数の多いウミウシはアオウミウシではなく、このウスイロウミウシかもしれません。 透明感のある紫が印象的なフジイロウミウシ。 これは赤と白の色合いがキュートです。小さくて見つけにくいのですが、今日はあちこちで5個体くらい見ることが出来ました。 これは申し分なくカワユイです。ジュッテンイロウミウシ。 他にもオセロウミウシやノウメア・ワリアンス、ミツイラメリウミウシの黄色バージョン、ムラサキウミコチョウはたくさん、ヒブサミノウミウシ、コモンウミウシにキイロイボウミウシ、それから他のウミウシを食べちゃう迷惑なヤツ、キイボキヌハダウミウシなども発見です。 ウミウシ以外の生き物も。ハナタツは昨日とおんなじ場所でゆらゆらしていましたし、昨日見つかったイロカエルアンコウもまったく動いていませんでした。 お、これはちょっと珍しい。ヘラヤガラの若魚ですね。 2本目はちょうどチェックダイブに来ていた他のガイドさんふたりも一緒に潜ることに。ガイド3人で生き物探しです。(*^^*) まず、これ。ミツイラメリウミウシの白バージョン。黄色バージョンはかなり個体数多く見かけますが、白を見るのはほんと久しぶり。レアです。 これは和名のないウミウシ仮称オセロウミウシのどアップ。 ちなみにこのオセロウミウシ、場所によってはロクモンセンウミウシと呼んでいる所もあるそうです。六文銭といえば戦国武将真田家の旗印。なるほど、こちらのほうが言い得て妙ですね。 これはゲスト自身が発見!ハナショウジョウウミウシ。 これは和名がありません。マドレラ・フェルギノーサ。上のハナショウジョウウミウシとよく似ていますね。 あら、これは小さい。ガーベラミノウミウシです。 ここから小さいシリーズです。これはセンテンイロウミウシ。体長はわずかに2、3mm。肉眼では種類を特定できませんでした。 これも小さかったですね〜。セトイロウミウシ。指は親指ではなく人差し指です。 これはお初にお目にかかります。「本州のウミウシ」図鑑に載っているイロウミウシ属の1種3ってやつですね。和名どころか、学名すらありません。 この他にもサガミイロウミウシやアラリウミウシ、極小のセスジミノウミウシにシラユキウミウシ、サラサウミウシやヒロウミウシを見ることが出来ました。 でも、つい夢中になって探しすぎて、ボトムタイムは60分。三競は浅いのでDECOや残圧の心配が無いので、調子に乗っちゃいました。f ^ ^ *) この調子で3本目もいきましょう! 少し流れが出てきたのですが、ミアミラウミウシが必死にしがみついていました。 流れが出て、魚も活性化! H型の穴では、キンメモドキが視界を遮るほど。 「お前さん、待っとくれ」 「オレに構うな。男にゃ行かにゃならない時がある」 なーんて会話が聞こえてきませんか? え、聞こえない? おかしいなぁ、私だけ? こちらもオトメウミウシ。ですが、よーく見ると、左側と下側に、モンガラキセワタがいます! お初です!ツルガウミウシですね。 これはまん中の色がちょっと薄いキャラメルウミウシ。個性派です。 他にもマツカサウミウシ属の一種1のコロニーやテントウウミウシ、イガグリウミウシにクリヤイロウミウシ、またイロカエルアンコウやでっかいマダイ、キンギョハナダイの華やかな群れの様子など楽しんでこれました。 今日の画像提供はEmiさん、Itoiさん。ありがとうございました! 明日は晴れて、海もべた凪の予報。アイダイブは明日も雲見でダイビングの予定です!(*^^*)
by idive
| 2011-06-08 18:56
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