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雲見海底清掃!【2012年6月27日】

ポイント名 雲見
 1ダイブ目:はり石の沖→大根
 2ダイブ目:浅間神社下→ブルーホール
 3ダイブ目:牛着岩大牛の洞窟→水深16mのアーチ経由グンカン
 4ダイブ目:三競
天気  晴れ
風向  東より
流れ  ほとんどなし
波・うねり べた凪
気温 21℃
水温 22℃〜23℃
透明度:10m〜12m
透視度:8m〜10m

今日もいいことありそうな、そんなステキな海の様子です!(*^^*)
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そしてほんとに、盛りだくさんの1日でした。今日は書くことが一杯あります。
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まず、1本目は海底清掃。最初に一般ダイバーや地元の方が集まって、簡単な挨拶と打ち合わせ。
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アイダイブはゲスト2名と私の3人が、そのままひとつのチームとなって清掃することに。割り当てられたのは、くもみシーサイドハウスの正面にあるがけの下。海水浴場から沖を見て右側にある壁沿いでした。

しかし、最初のうちは綺麗なものでした。細かなゴミひとつ落ちていません。
これじゃあ清掃にならないよーと思いながら泳いでいくと、ついに大物発見!
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太いロープが落ちていました。しかもロープの両端は海底に埋まっていて、そのままでは取り出せません。そこで砂を掘ったり、石をどかしたりしながらロープ撤去です。

片方はなんとか掘り出せましたが、もう片方は大きな岩が乗っていてどうしても掘り出せなかったので、切断することに。水中ナイフが役に立ちました。
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大物を上げた我々のテンションは大いに上がりました。そこで少し場所を変えて、またゴミ拾いすることに。場所は大根。講習やビギナーダイバーのファンダイブに使われるダイビングサイトです。

最初に見つけたのは・・・。
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今日見つけたゴミの中で一番高額だったと思います。
かなり年代物ではありますが。f ^ ^ *)

これはゴミではありません。嬉しい発見です。アオリイカの卵。
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1回目と2回目、潜水時間の合計がちょうど60分になった所で浮上しました。これが我々の戦果です。最初に上げた大物に比べるとちょっと見劣りしますが、それだけ海がキレイってことですね。
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最後に、ゴミをまん中に記念撮影。
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2本目も普段潜れない場所へ。当初は千貫門という話でしたが、それよりも面白い場所があるということで少し手前の烏帽子山の下の壁沿いに泳ぐことに。
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烏帽子山には浅間(せんげん)神社があるので、浅間さんとも呼ばれています。途中、壁沿いを泳ぐとまず「サメ穴」次に「ブルーホール」という洞窟があるとのこと。うわぁ楽しみ。さっそく行ってみましょう!

潮の流れが強い、という触れ込みだったのですが、ぜーんぜん。
なので壁沿いに延々と泳ぐ羽目になりました。この辺がふだん潜っていない場所らしいですね。しかも壁沿いに泳いでいくのに飽きたので少し欲を出して沖の方へ振ったら、いつの間にかサメ穴を通り過ぎてしまいました。Σ( ̄ロ ̄lll)

しかしです。最後の最後にようやく到着したブルーホールは凄かった。
何が凄いって、そのスケール感が凄いです。
間口も奥行きも、あの大牛の洞窟以上です。
水深は15mほどと深くありません。突き当たりは、その水底から水面までどーんと穴があいています。ここ、しいて言えばロタホールに似ているような。うん、ブルーホールよりロタホールに近いと思います。

透明度はあまりよくなかったので、このスケール感をお伝えできるような写真を撮れなかったことが悔やまれます。
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船に上がると、結局サメ穴チームとブルーホールチームに分かれたようです。両方行けた人はいなかったみたい。そしてサメ穴にサメはいなかったので、結果的にブルーホールを見ることが出来てラッキーでした。次はぜひ、両方の穴に入ってみたいですね。(⌒^⌒)b

3本目は普通にファンダイビング。おひとりはウミウシの写真が撮りたい!おひとりは地形が大好き。
うーん、では折衷案で。前半20分はウミウシ探し。残りは地形を楽しむダイビングと行きましょう!

その20分で見たウミウシの写真です。
まずこちらはセンヒメウミウシ
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上品な紫の色合いがなんとも言えませんね。ジュッテンイロウミウシ
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小さな穴の奥に潜り込んでいました。アカネコモンウミウシ
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これは一応フジムスメウミウシと思われる個体。
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これはセンテンイロウミウシ
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雲見ではよく見かけるオセロウミウシ
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これはキャラメルウミウシ
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これはリュウモンイロウミウシ
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他にもフジイロウミウシシラユキウミウシミツイラメリウミウシの黄色バージョンと白バージョン、イガグリウミウシウスイロウミウシサガミイロウミウシといった面々を見ることが出来ました。

20分でこれだけ見れたら大満足ですよね。この他、甲殻類ではアカホシカクレエビを2個体とアケウスなんてのもいましたね。

さて、4本目です。昨日も三競を潜ったゲストだったので、今日は少しだけ違うコースを行こうと考えました。

まず1の穴はまっすぐ抜けるのではなく、左側にある穴から出て、昔は通れた旧1の穴へ行ってみました。

旧1の穴は今の1の穴の裏側にあって、両方通れた時は、どちらを通るかその日の気分やゲストのリクエストで決めていました。が、ここは塞がったままで通れませんでした。

ここから中層を1.5の穴方面に泳いでいくと、あれれ、見慣れない穴があります。
普段、1の穴を出て水底すれすれを泳ぐと見えない位置です。
試しに入ってみると、広い!

1の穴のすぐそばに、こんな大きな穴があったなんて。と言うか、前は間違いなく無かったので、今回の台風4号のせいで新たに開通したものと思われます。台風4号恐るべし。

この新しい穴を抜けると、ゴロタの広場へ出ました。ここは1.5の穴を出たあとに通過する場所です。
ん?ん?? この新しい穴の位置関係がまだ分かりません。これをきちんと把握する為に、いったん戻って、再度穴をくぐってみました。
絵にするとこんな感じです。
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さすがに雲見ガイド歴も長くなると、新しい穴を見つけるなんて事は絶えて久しいのですが、今日はまさに新しい穴・大発見で興奮しました!(*^^*)

新しい穴は、ゲストが「まるで1の穴のスペアみたい」と言ったので、とりあえず「1の穴スペア」と呼ぶことにしました。(*^^*)

この後2の穴、3の穴を通過。下は3の穴入口の様子です。
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昨日より1時間ほど潜った時間が早かったので、差し込む光はレーザービームではなく、シャワーでした。
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こちらは4の穴の奥にある宮殿の様子。いつもの風景です。
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でも今日は何だか、いつもと違うことをしてみたい気分。そうだ!3の穴エアドームで浮上するんだから、この4の穴宮殿でも浮上してみましょう!

水面に顔を出すと・・・。
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3の穴のエアドームよりはずっと狭い空間です。でもちゃんと浮上できることにまず感激。そしてその奥には、なんと上陸できそうな小さな壁に囲まれた空間がありました。秘密の浜です。うん、ここはプライベートビーチと呼びましょう。
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ちょっと写真じゃ分かりづらいですよね。でもキャンプしたら楽しそうな場所でしたよ。

そんなこんなで大充実の1日でした。
ウミウシの写真提供はHiranoさん。ありがとうございました!

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by idive | 2012-06-27 21:10 | Diving Log
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