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雲見で体育会系ダイビング!【2013年2月3日】

ポイント名 雲見
 1ダイブ目:牛着岩 全部の穴くぐり
 2ダイブ目:牛着岩 グンカン→大牛の洞窟→水深16mのアーチ
天気  晴れ
風向  ほぼ無風
流れ  ほとんどなし
波・うねり うねりあり
気温 11℃
水温 13.5℃〜15℃
透明度:6m〜8m
透視度:5m〜7m

昨日は結構風が強くて荒れました。今日は風はやみましたが、名残のうねりが結構ありましたね。
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実は今日の予約が入ったのは、昨日の夜です。(*^^*)
ベテランのリピーターさんで、平日に直前予約をくださいます。
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波止場で現地集合したのですが、そのゲスト曰く
「今日のゲストは私だけですか?じゃあリクエストがあります」
「はい、なんなりと」
「以前のブログに載っていた『全穴くぐり』やってみたいです」

おーっとぉ!
まったく気持の準備が出来ていなかったので、かなり衝撃的なリクエストでした。

雲見・牛着岩には、大小合わせて20とも30とも言われる穴が存在します。大牛の洞窟のような立派な洞窟から、水深24mのアーチのようなトンネル状のもの、人ひとりがやっと通れる横穴やクエ穴といった小さい穴もたくさんあります。

その穴を余さず、一回のダイビングで潜ってしまおう、というのが「全穴くぐり」です。もちろん、非常にハードルが高く、色々と条件があります。

まずゲストとマンツーマンであること。
海況がそれを許すこと。制限付きのエントリー・エキジットでは出来ません。また流れが強すぎても難しいです。
ゲストのスキルも必要です。特にエア保ちは重要な要素です。約45分間、ペースはゆっくりですがまったく立ち止まることなく、ひたすら泳ぎ続けなければなりませんから。

まさしく体育会系なダイビングです。
そして今日はこの条件をクリアできる珍しい日でした。そういえば去年も同じリクエストをこのゲストからいただいたことがありましたが、その時は他にもお客様がいたのでお断りしたんでした。

スタートは水深26mのアーチです。
以前、初めて全穴くぐりをしようとしたときに困ったのが、この穴の存在でした。何故なら他の穴より少し遠く、そして最も深い場所にあるからです。

でも、この穴をコースの最初に持ってくることで何とかこの問題はクリアできました。あとは私が穴の順番を間違えずに、きちんと一筆書きのようにガイドできるかどうかです。

頭の中で何度もコースのシミュレーションを繰り返し、チャレンジです。

いよいよ乗船です。船頭さんにはこの水深26mのアーチの真上に正確に落として下さい、とリクエストしました。船頭さんにもプレッシャーがかかりますね。しかしこちらの要望通り、ぴたりと船をつけてくれました。
辰徳君、ありがとう!(*^^*)

結果、見事に全部で28の穴をくぐって、無事に湾内のブイで浮上することが出来ました。おめでとうございます!アイダイブ史上、おふたり目の快挙です。

2本目は、1本目ではどうしても行けなかった穴を制覇しに行ってきました。
その穴とはグンカンアーチ、大牛の洞窟そして水深16mのアーチです。

この3つは他の穴からずっと遠いところにあるのでどうしても1本目のコースには組み込めません。なので正確には1本目のコース名は「全穴マイナス3くぐり」ですね。f ^ ^ *)

まずはグンカンでエントリー。
おととい見つけたハナタツをチェック。あらー、前回の場所より50cmほどずれたところにいて、見つけるのに手間取りました。

このあと、残り3つのうちのひとつ、グンカンアーチをくぐり、一路大牛の洞窟へ。1本目はとにかく穴をくぐることに一生懸命で生き物を見るどころではなかったので(でもちゃっかりクエは見ましたが)、この穴の中で少しだけウミウシと、それから2種類のカエルアンコウもチェックしてきました。

まずはベニカエルアンコウくん、定位置にいました。
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お次はイロカエルアンコウくん。彼もよく場所を変える上に、今日は小さな穴の中にいたので、余計見つけるのに苦労しました。f ^ ^ *)
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このあと大牛に沿ってぐるーっと泳いでいき、牛着岩の一番南側にある水深16mのアーチへ。

これでついに牛着岩にある全ての人が通れる穴を制覇できました。
今日一日でくぐった穴の数は31!そして泳いだ距離もかなりのものです。
ゲスト曰く
「けっこう体育会系のダイビング好きなんで」
とのこと。で、今日のブログの題名となりました。お疲れ様でした!

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by idive | 2013-02-03 19:38 | Diving Log
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