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今日もべた凪の雲見で。

ポイント名 雲見
 1ダイブ目:牛着岩小牛の横→クレバス逆入り→水路下の洞窟→三角穴
 2ダイブ目:牛着岩グンカン
 3ダイブ目:牛着岩トビ根→ロック岩→-16mのアーチ→湾内
天気  晴れ
風向  北東風
流れ  午後、下り少し
うねり なし
気温  14℃
水温  19℃
透明度 18m〜20m
透視度 12m〜15m

天気も回復して、昨日同様静かな雲見の海。
今日のゲストはマクロ好き、カメラが得意のベテランダイバー様おひとり。
ってことで、今日は昨日と打って変わって、のんびりと岩の表面をなめるようなダイビングとなりました。穴はほとんど無しです・・・(^^;

一本目。まずは最近現地で話題の一円玉大のイザリウオを探しに。
場所に着くとすぐにゲストが見つけました。噂通り、一円玉程のちっちゃな体。
でも形は成魚とまったく同じです。牛着岩の岩肌にへばりつくようにひっついています。

そしてなんと、そんなちっこい体にもかかわらず、懸命にエスカ(※注1)を振って魚をおびき寄せようとしているではありませんか。折しも、ちょうどそのミニイザリの前をこれまた小さなハゼがすーっと泳いで通り過ぎたのを察知したのでしょうね。
ひょい、ひょい、ひょいとエスカを振る姿はもう「カワイイ」以外の何者でもありません。
日頃、「カワイイ」とあんまり思わない僕も、完全にやられてしまいました。

その後、昨日の夕方、いったん行方不明になってしまったカミソリウオの捜索開始。こちらもすぐに見つかりました。
うーん、しかし薄緑色でゆら〜り揺れているだけ。
一円玉イザリを見たあとだけに、地味かも・・・。

その他、昨日以上に密度を増した感のあるキビナゴやクロホシイシモチ、シラコダイやメジナ、ウミタナゴの群れを次々と堪能しながら水路下の洞窟を経由して帰ってきました。
三角穴は、ちょうどいい具合に太陽光が差し込んでいて、もう神々しいと言ってもいいくらいの幻想的な雰囲気でした。

2本目はグンカンでエントリーしてグンカンでエキジットする、名付けて「グンカン一本勝負」。
2週間程前、雲見を湧かせたクマドリイザリbabyを探して、それこそグンカン中をなめるように泳いできました。
が、クマドリイザリは発見出来ませんでした。
その代わりに、ハナタツ2匹、ミチヨミノウミウシ数個体、サキシマミノウミウシの特大一匹、アカホシカクレエビなんかを見つけました。

3本目はトビ根で、これまた最近話題のタテキン(※注2)の幼魚をチェック!
まだ体長2センチ程でくるくる渦巻き模様がキュートです。
この他、オレンジ色で触手の短いハタゴイソギンチャクの仲間の中に、寄り添うように並ぶ2匹のイソギンチャクエビを見つけたり、湾内の岩には大きなニシキウミウシがまるで写真を撮って下さいと言わんばかりに目立つ所にひっついていたので、ご要望に添う形でたくさん写真を撮ったり、と今日も盛りだくさんの内容でお腹いっぱい!無事終了です。

※注1 : エスカとは疑似餌の事。イザリウオはアンコウの仲間で、額の部分に釣り竿とその先のエスカを持ち、これを振って小魚を誘引捕食する。
※注2 : タテジマキンチャクダイの略。幼魚は成魚と体の模様がまったく違い、特徴的な渦巻き模様。これは、成魚がハーレムを持ち、自分の縄張り内にいる自分と同じ模様の魚を攻撃する習性がある事から、種の保存の為、幼魚の間は成魚に攻撃されない為とされている。
by idive | 2006-11-24 21:32 | Diving Log
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