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産經新聞を読む

僕は産経を購読しています。
その編集方針は親米保守。漫画家の小林よしのり氏からは親米ポチと揶揄されていますが、その点を差し引いてもなかなか読み応えのある記事が多い、と感じています。

今日は特に面白い記事が多かった、と感じたのでちょっと紹介します。

まず3面に載っていた「円ドル人民元ー通貨で読む世界ー」。このコラムは不定期に随時掲載されていますが、通貨を通して世界情勢を鋭く分析しています。今日の記事は中国の経済がいかに危うい綱渡りをしているか、そしてこれまでさんざん中国で儲けて来たアメリカの資本がそろそろ中国から撤退しようとしているらしい、といったことが書かれていました。
別の日の記事では、中国のバブルは来年の北京オリンピックをピークにはじけるだろう、と予測していました。僕が仮に製造業の社長で、安い人件費等を求めて海外に工場を造るにしても、産経を読んでいたら中国は避けるでしょうね。

それから国際面の「私はこう見るー核問題ー」前原子力委員会委員長代理の人が書いた記事。日本の核武装が現実的でない事をわかりやすく解説したあと、北朝鮮の核にいかに対応して行けばいいのかが書いてあります。

もうひとつ国際面から「緯度経度」というコラムでは「NATOが示す日本の異端」という題がついていて、安倍首相が日本の首相としては初めてNATO本部を訪れた事に関して、その事を評価すると同時に、日本の安全保障が集団的自衛権を認めない、という国際社会に置いては非常に奇妙な状態に関して再考を求める内容になっています。

オピニオン面の「正論」も毎回外部の識者が気鋭のコラムを書いていて読み応えがあります。
忙しい時も僕は必ずこれに目を通します。

それから毎週土曜日に掲載される「おしえてプリーズ」という漫画は時事問題をわかりやすく漫画で解説。今回は「核論議はなぜいけないの?」これを読むだけで、核をめぐる国際情勢がいかに複雑でしかも一筋縄ではいかない事かがよくわかります。

文化欄の「断」という短いコラムは毎回その題の通り、痛快に世の中のおかしな事を切って捨てている。今回は風水のブームについて。最近の、財布の色は何色がいいだの部屋の窓には何を置けだのといったお手軽な風水に関してなんだか違和感を抱いていた僕は、なるほどと膝をたたいて納得。そういう事だったのね、ふむふむ。

そして土曜日と言えば「阿久悠書く言う」作詞家の阿久悠さんが毎回深い洞察にとんだエッセイを載せていますが、今回の記事もおもわず大きくうなずきたくなる内容。そうそう、そうなんだよねー。

他にも月一回掲載の石原都知事による「日本よ」や評論家桜井幸子さんのコラムも月一回しか記事が載らないのが残念なくらい面白い。ためになる。
そんなわけで、僕は毎朝新聞を取りにアパートの一階まで降りて行くのが楽しみです。
by idive | 2007-01-13 23:50 | 日本のこと
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