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マクロか?ワイドか?

以前、僕が沖縄の久米島でガイドしていた頃。
ですから、もう10年以上前の話になります。

その頃仲の良かった現地ガイドさんに、カメラにとても詳しい人がいました。
今みたいにデジカメなど影も形もなかった頃ですから、ニコノスⅤ等を使って、頑張って写真撮ってましたねー。

その人曰く。
「水中写真は突き詰めていくと、超マクロか超ワイドの写真に行き着く」と。

なるほど。最近水中で写真を撮る機会が増えてきたので、ようやくその心が理解できるようになってきました。

水中の生物は、そのどれもが、造形としての美しさを持っています。
ぱっと見はありふれた地味な魚でも、目をこらしてよーく見てみると、意外なほど美しい色彩や複雑な模様、また手の込んだ細工のような繊細な造形を持っていることに気がつかされます。

そして風景は、海の透明度という制限はあるにせよ、やはり広々とした広がりを持った風景が気持ちよい、と感じるようです。

最初は魚を図鑑的に写して満足だったものが、段々もっときれいに、もっとアップに、と欲が出てきます。(この魚のエメラルドグリーンの目のアップを撮りたい!とか、このウミウシの触覚だけアップで撮りたい!とか)
水中の風景も、もっと広く、もっと大きく写したい、という欲求を抑えきれなくなってきます。

するとどうしても、一般的なコンパクトデジカメの標準装備のレンズでは、満足できないってことになってきちゃうんですよねー、これが。

マクロなら外付けのマクロレンズ、ワイドならワイドレンズが必要だし、そのワイドレンズも出来るだけ画角の広いものがいいよなー。いっそフィッシュアイにするか・・・。ストロボも内蔵のものより外付けの方が色々と便利だよね・・・。
なーんて、どんどんと際限もない方向へ走っていってしまうことになるのでしょうか・・・。
僕は血液型がB型で、ただでさえはまると深みにはまってしまう傾向があるので、気をつけなければ、と思っているのですが・・・。

・・・いや、もうはまってますね。f ^ ^ *)
by idive | 2007-05-23 10:43 | 海の話
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