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雲見で海底清掃 【2008年6月10日】

松崎から雲見へ向かう途中で撮った写真です。
とんがった山のふもとに、牛着岩が見えます。
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今日の雲見は穏やかでした。
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海底清掃って、最近では一般のダイバーを集めて行うところも多いですよね。
しかし雲見では以前からずっと、基本的には普段雲見をよく利用しているガイドだけが集まってやっています。

1本目は湾内のダイバーが潜る場所をやりました。
2本目は、今日は海が穏やかなことと、ここ数年やっていないから、という理由で千貫門と呼ばれる奇岩のさらに先の海域を清掃してきました。
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普段まず潜ることのない場所を潜ることが出来るのも、雲見海底清掃の密かな楽しみかも。

下の写真は1本目、湾内の清掃が終わった後に集められたゴミです。
これが全部ではありませんが、雲見の海の中は元々きれいなものです。20何人のダイバーが集めても、大してゴミは集まりません。いいことです。(*^^*)
雲見で海底清掃 【2008年6月10日】_f0053895_21202543.jpg


その証拠に、なかなかゴミが見つけられずに焦った、という話を何人かのガイド仲間から聞きました。実は、僕もそのひとりです。f ^ ^ *)

その清掃の1ダイブ目、貴重なゴミ、空き缶が一個落ちているのを見つけました。今日僕が目にした唯一の缶ゴミでした。しかしその缶を拾おうとすると、中に魚がいるのが見えました。
どうやらこの缶を棲み家にしているようです。

結局僕はその缶を拾わずに、そっと元に戻してきました。

千貫門は、牛着岩の湾内以上にきれいでした。
初めて潜る場所にガイド達は興味津々。大きなウミガメを見つけて、歓声を上げる一幕も。

ウミガメといえば、絶滅が危惧されていますが、原因のひとつが海中のゴミ。
カメはクラゲを食べることが知られていますが、水中を漂うビニール袋はクラゲにそっくり。
カメはそれを間違って食べてしまうそうです。当然消化されずにいつまでも胃にとどまり、結果他の食物が消化できずに死んでしまうのだそうです。

雲見はゴミが少ないとは言え、時々潮に乗ってビニール袋が流れてくることもあります。
普段でも、見かけた時はすかさず拾って持ち帰ります。
ビニール袋をわざと水中に捨てるのは言語道断としても、うっかり風に飛ばされて結果海に落ちて、ということはあると思います。気をつけたいですね。

そんなカンジで、今日の海底清掃は無事終了したのでした。
by idive | 2008-06-10 21:29 | Diving Log
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