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今日も雲見でダイビング 【2007年4月30日】

ポイント名 雲見
 1ダイブ目:牛着岩スタンダードプラス
 2ダイブ目:牛着岩アウトサイドドリフト
天気  快晴!
風向  北東
流れ  ゆるい下り潮
うねり なし
気温  23℃
水温  17℃
透明度 8m〜10m
透視度 8m〜10m
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ご覧の通り、雲見は快晴べた凪。波止場には大勢のダイバーがいました。

今日の一本目は盛りだくさん。こんな感じでした。↓

島前でエントリー。潜航してすぐの小牛の壁にコモンウミウシ。浅い岩の上のギンポ団地には現在三世帯入居中。ここからクレバスを落ちてHの穴へ。入って右手の壁には、小さなピンク色のウミウチワに寄り添うようにベニキヌヅツミガイが。さらにその先の壁にはイロカエルアンコウも。

Hの穴を出て、いつもクエがいる穴をのぞくと、奥の方に揺らめく影。大急ぎでゲストを呼んであらためてライトを当てると、クエは正面顔からゆっくりと向きを変えて、我々に体の横を見せる体勢に。いやー大きい!まるまると太ったその体は重量感たっぷり。体長は軽く1.5m超。思わずゲストと二人、水中で叫んでしまいました。
「でけー!」

ここからスタンダードコースを外れて小牛の洞窟へ。まず入り口付近では黄色いハナタツをじっくりと観察。そのあと、洞窟の奥へと進みます。小牛の洞窟は細長い穴で行き止まりになっていますが、先端付近の天井に小さな穴が空いていて、ぼわぁっと光が差し込んでいます。
見上げると、自分の吐いた泡がきらきらと輝きながらその小さな穴に吸い込まれていく様子がとてもきれい!見飽きません。
くるりとUターンしたら、壁の亀裂の奥にいるイセエビを観察。冬の間にまるまると太ってものすごく大きくなっていました!

小牛の洞窟を出たら、24アーチ方面へ。いきなり、目の前を巨大なマダイ老成魚が横切ります。今日はクエといい、イセエビといい大きな個体を目にすることが多い日のようです。
さらに進むと今度は10匹ほどのアオリイカの編隊が中層をゆらゆらと漂っていました。普段ならすーっと逃げていってしまうのですが、今日はちょうど反対側から別のダイバーが来て挟まれたような格好になったせいか、逃げもせずじっくり観察できました。

この辺りからまたスタンダードコースに戻ります。
そしていよいよ24アーチ。ここが折り返し地点です。相変わらず穴の周りにはクロホシイシモチの大群がびっしり。穴の中には、テングダイはいましたが、例のクチグロはお留守のよう。ついに穴の主は交代でしょうか?

ここからたて穴を経由してL字の細い穴を通り、水路下の洞窟へ。
暗い洞窟の中では、これまた巨大なアメフラシを見つけました。
そのあと三角穴を抜けて水路へ。そして湾内のブイへ。

大充実の1ダイブ目が終了です。

雲見シーサイドハウスの熱いお風呂にドライやウエットスーツのまま入って体温を回復させたあと、今日の2本目。今度はがらりと趣向を変えて、ぷちドリフトすることに。

小牛の横でエントリーすると、ゆるゆると潮の流れを感じます。
そのまま潮に身を任せて、小牛の裏手のまっしろな広い広い砂地の上をのんびりと泳いでいきます。時折、砂地をアカエイが横切る姿は、まるで空漠とした宇宙空間を流星が横切っていくよう。

穴を一つもくぐることなく、24アーチ、26アーチ、トンガリと来てここで向きをさらに沖に変え、モロコ根へ。美しい砂地に大きな岩がぽつんぽつんと点在する様は、まるでよく出来た禅寺の庭のよう。

飛び根を経由して、今回の終点、グンカンへと泳ぎ着き、2本目も終了です。
1ダイブ目と2ダイブ目でまったく内容の異なるダイビングが出来るのも、雲見牛着岩ならではですね!
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by idive | 2007-04-30 19:11 | Diving Log

いいお天気の中、雲見で3ダイブ

ポイント名 雲見
 1ダイブ目:牛着岩スタンダード
 2ダイブ目:大根
 3ダイブ目:牛着岩スタンダード
天気  晴れ
風向  北東
流れ  なし
うねり なし
気温  19℃
水温  17℃
透明度 7m〜10m
透視度 5m〜8m

今日は天気がよく、海も穏やかでした。
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一本目は牛着岩の一番ポピュラーなコースを回ってきました。
いわゆる「スタンダードコース」です。
クレバス手前の浅い岩の上には、コケギンポがひょうきんな顔をのぞかせていました。
浅いので陽の光がきらきらと彼の頭上に差し込み、まるでステージのお立ち台の上にいるよう。見るからに気持ちよさそうです。

小牛の洞窟の入り口、左手の壁にはハナタツ。お腹が大きいようですが、妊娠中でしょうか?
もし、そうだとすれば、雄ですね。
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いえ、冗談とか嘘じゃありません。
ハナタツは雄のお腹に育児嚢と呼ばれる袋があり、雌はここに卵を産み付けます。
生み付けられた卵がふ化するまで雄が卵をかかえて守ります。ちょっと変わってますね。
もう一匹、マンボウ待ちの根の根元でも似たようなハナタツを見つけました。

2本目は大根。
シロハナガサウミウシ、食べ頃サイズのヒラメ、まだ食べるには小さいサイズのメバルの群れ、ボラやダテハゼを見てきました。

3本目はもう一度牛着岩。
24アーチの前の広場には相変わらず濃い密度のクロホシイシモチの大群が。
かきわけるようにして24アーチの中にはいると、いつものクチグロと、久しぶりに見かけるテングダイが一匹。テングダイは多い時で3、4匹見かける時があるのですが、他の仲間たちはまだ留守のようでした。

湾内では大きなアオリイカが10匹ほど編隊を組んで中層をゆらゆら。
透明度がよければもっとたくさんいたかもしれません。
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最後は、よく見かけるアオウミウシですが、まるで寄り添っているよう。
この広い海の中で、どうやってパートナーを見つけるんですかねぇ・・・??
見るたび、不思議な気がします。
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by idive | 2007-04-29 22:00 | Diving Log

雲見で3ダイブ

ポイント名 雲見
 1ダイブ目:大根
 2ダイブ目:牛着岩湾内
 3ダイブ目:牛着岩小牛一周
天気  晴れのち曇り
風向  北東
流れ  なし
うねり なし
気温  21℃
水温  17℃
透明度 10m
透視度 8m〜

一本目は大根です。
春濁りの季節ですが、思ったよりも透明、透視ともよく、ビギナーのゲストも不安がらずに潜れたようです。
牛着岩の周辺では大きなアオリイカをよく目撃するようになりましたが、ここ大根の周辺ではまだ産卵は始まっていませんでした。
たぶんもう少しすると、ホンダワラの根元などに産卵するアオリイカのペアを見かけるようになるはずです。

そういえば今年はアオサなどの海草類が例年に比べてあまり茂っていない気がします。
水温の推移は特に変わったところはないので、理由はわかりません。
水温と言えば、あともう少し高くなると、深場からサカタザメが交尾・産卵のために上がってくるはずです。こちらも楽しみですね。

二本目はゲストもだいぶ慣れてきたので牛着岩の湾内へ。
こちらも透明度は10m程度と、この時期にしては上々です。
去年、一カ所でカエルアンコウが五匹も六匹も見つかった通称「団地」では、先週まで一匹いたカエルアンコウも姿を消してしまい、今は入居者ゼロの状態です。
でも大きなマダイやコロダイがいたり、ギンポ岩には去年からいる黄金色のコケギンポが健在だったり、トラウツボを見たり、と相変わらず湾内は楽しいですね。

ゲストはダイビング一年ぶりということでしたが、二本潜ってだいぶ感覚を取り戻して楽しくなってきたとのこと。せっかくなので三本目に挑戦です。
今日は波も穏やかですし、雲見はボートに乗っている時間が短いので船酔いの心配もなく、楽に3ダイブできたと喜んでいました。
その3ダイブ目は、今日一番長い距離を泳ぐ小牛一周コース。
湾内から小牛東側の砂地を通り、島の裏側へ。途中、大きなアオリイカの10匹以上の編隊を仰ぎ見たり、Hの穴の中にいた大きなクエを正面から見たり、また大きな岩と岩の間の狭い空間にびっしりとひしめき合うクロホシイシモチの大群に感動したり。
また雲見ならではの地形も堪能できました。水路では岩の隙間から差し込む日差しを見上げ、暗い洞窟の中では水中ライトの光に照らされてきらきらと泳ぎ回るミナミハタンポに感動です。

また湾内に戻ってくると、シロハナガサウミウシや大きなニシキウミウシ、シロウミウシや、三匹集まって今にも交接しそうなアオウミウシなどを観察できました。
お客様も雲見の地形と生物の豊かさに、すっかりはまってしまったようです。
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by idive | 2007-04-27 23:16 | Diving Log

延命治療

僕がとっている産経新聞の文化欄には、毎日「断」という小さなコラムが掲載されています。
4月22日付の「断」の見出しは、「なぜ延命治療を中止するのか」というものでした。

もし自分の配偶者なり親なりの近親者が重い病に冒されたとしたら、どんな方法を尽くしてでも、少しでも長く生きていてもらいたい、と思うのが当然の感情だと思います。
僕は今まで幸いなことに、身近にそのような病に冒された人が無く、あまり深く延命治療ということを考えたことがありませんでした。

ところが最近、「ER 緊急救命室」という海外TVドラマにはまって、約一年がかりでついにシーズン10まで見終わりました。アメリカで驚異的な視聴率を記録して、日本でもNHKで放映されているこのドラマをご存じの方は多いと思います。

このドラマの中では、しょっちゅう「延命拒否」という言葉が出てきます。
この言葉は、重篤な患者自身が、もし病状が進んで心臓や呼吸が止まっても機械や薬を使って人工的にそれらを動かし、いわば無理矢理に延命治療をするのはやめてくれ、とはっきり意思表示することを指します。

アメリカでは患者がはっきりと意思表示し、書類にもサインがしてあれば延命治療は一切行われません。患者は自然に死を待つ状態になります。
もちろん家族は納得できないことが多く、また患者自身が一度そう意思表示した後にやはり延命を望んだり、また病院に担ぎ込まれた時点で既に意識が無く、延命拒否がなされているかがあいまいだったりと、そこには様々な物語が生まれます。

このドラマは一分一秒を争う緊急救命の現場で、ぎりぎりの決断を毎日のように迫られる医師たちの緊迫した毎日がリアルに描かれていて見応えがあり、飽きさせません。

僕はこの「ER」にどっぷりとつかってしまった御陰で、日本でも患者自身が自分の終末医療について意思を表明し、尊重されるものだと思いこんでいました。

ところが、先に紹介した「断」によると、「今月九日、厚労省は終末期患者の延命治療の中止に関する指針を発表した。患者や家族の意志を重視し、医師が独断で治療を中止することがないよう定めたものだ」とのこと。
つまりは「延命拒否」を認めるどころか、それをしないよう公式に通達を出した、というわけです。

「断」では、一見家族の心情に反するような「延命治療の中止」という決断を何故医師がするのか、について語ります。
つまりは、「やりすぎると、ときに悲惨な状況になる」からだと。以後、そのまま引用します。

「器械とチューブにつながれ、白目をむいて、手足は丸太のようにむくみ、顔は水死体のように膨れ、出血傾向で体中の穴という穴から出血する。股間からはコールタールのような血便があふれ、点滴で入れた水は、棺に入れたあとも流れ出る」

こんな壮絶な状況は、今まで全く知らなかったですし、想像も出来ませんでした。
さすがの「ER」でさえ、そこまでは描いていません。

「断」は言います。
「医療者は延命治療の実態をもっと公開すべきだ。患者や家族も、自分が終末期になったらどんな治療を受けるか、ふだんから考えておいた方がいい」と。
この実態が広く知られるようになれば、医師の独断ではなく家族との合意の元で、無理な延命治療は中止されるようになるだろう、というのが「断」の主張です。

これを読むと、先の厚労省が出した指針は現実に即していないことがよくわかります。
この指針に従うということは、患者や家族が望むと望まざるとに関わらず医師は延命治療を続けなければならないことになります。
その結果、上記のような悲惨な状況が生まれ、患者は尊厳を持った死を迎える権利を奪われることになってしまいます。

また今の状況では医師の独断で延命治療が中止されると、その医師は法的責任を負わなくてはいけない事にもなってしまいます。
残念ながら、この点においては、日本はアメリカよりも認識や対応が遅れていると思わざるを得ません。

偶然ですが、この記事を読むのと前後して、ある知り合いの女性から、彼女のお母様が重い病に冒されて亡くなった時のお話を聞く機会がありました。
それはまさに上記のような壮絶な状態だったということで、「断」にもあるような「人間が生きたまま腐っていくような状況」を地でいっていたそうです。

彼女はこの話をしてくれた時に、お母様の四肢が腐って悪臭を放っていたことが忘れられない、と言っていました。彼女の口調は決して暗いものではなかったのですが、それだけに彼女がどれだけの感情を自分の中で処理して葛藤して今ここにあるのかに思いが至り、思わず泣けてきそうになりました。

もし、自分が彼女の立場に置かれた時に、無理な延命治療を自らの意志で断ることが出来る仕組みが、日本でも一日でも早く整備されることを期待したいと思います。
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by idive | 2007-04-26 10:54 | その他

ダンゴウオ@雲見牛着岩

このダンゴウオ君は去年の5月に撮影したものです。
行くところに行けば結構な確率で見れますが、雲見、それも牛着岩ではレアでしょう!
ってことで勇んで撮影しに行ったはいいんですが、何しろちっこい。体長1〜2センチくらい。
そんでもってまた何故か海はうねっている。マクロ撮る時はゆれないで〜、ってのが本音ですが、なかなかそう思い通りにはなってくれません。
そうして撮った映像なので愛着もひとしきり。カットするに忍びなく、しかしあんまり動かないので、見ている人はすぐに飽きると思われ・・・。

これでも随分カットしたんですよ。彼のちょっとした動きの部分だけピックアップしてなんとか一分以内にまとめました。え、10秒位がちょうどいい??

・・・そんなつれないことおっしゃらずに・・・f ^ ^ *)



【撮影日時 2006年5月22日】
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by idive | 2007-04-21 22:59 | 雲見の動画

クチグロのどアップ

-24mのアーチの主、クチグロ(イシダイ老成魚)です。
意外につぶらなお目々がかわいい顔です。

ここ、-24mのアーチの主は以前は数匹のテングダイでした。でも最近は見かけませんねー。それから大きなクエが陣取っていたこともありました。

今は彼です。彼の時代、まだしばらくは続きそうです。
イシダイは警戒心が強く、ダイバーは余り近寄らせてもらえませんが、彼は主の貫禄か、間近で撮影させてくれました。



【撮影日時 2007年4月20日】
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by idive | 2007-04-21 15:01 | 雲見の動画

ヒレナガネジリンボウ@雲見

体長3センチほどのかわいらしいネジリンボウでした。
撮影当日はうねりが結構強く、2mほど離れた場所からのマクロ撮影で、困難を極めました。
近づきすぎるとすぐ穴に引っ込んじゃうし、遠すぎると小さい絵しか撮れない・・・。
ズームを使うと、カメラをほんの少し揺らしただけでも画面が大きくぶれてしまいます。
(撮影したのは2005年12月です)

うねりの中、ゆっくりとぎりぎりまで近づき、息を殺して撮影した覚えがあります。
西伊豆でも田子では比較的よく観察されるヒレナガネジリンボウ。
しかし雲見ではとってもレアな存在なのでした。



【撮影日時 2005年12月8日】
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by idive | 2007-04-21 14:34 | 雲見の動画

-24mのアーチ前のクロホシイシモチの大群

今、牛着岩でもっとも見応え(?)のある場所じゃないでしょうか?
この群れの大きさ、半端じゃありません。
クロホシイシモチの群れは通年見ることが出来ますが、冬から春にかけて、特に大きな群れになるような気がします。それがHの穴やこの24アーチ周辺に群れるのですが、ハイシーズンはダイバーに散らされてしまって、なかなかこれほどの群れを見るチャンスは少ないです。



【撮影日時 2007年4月20日】
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by idive | 2007-04-21 11:56 | 雲見の動画

ミアミラウミウシ

雲見牛着岩の湾内、小牛のオーバーハング横で撮影したミアミラウミウシです。
このウミウシ、とにかく絵になります。



【撮影日時 2007年04月20日】
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by idive | 2007-04-21 11:11 | 雲見の動画

プロフィールの記事アップしました。

このブログを初めて訪れた人が面食らわないように、一番上にプロフィールの記事を載せました。投稿日時を2008年に設定したので、常に一番上に表示されます。
また当店のホームページからこのブログへのリンクはありますが、その逆はありませんでした。そこでそのリンクも併せてこのプロフィール記事の中に載せました。

これで今まで以上にブログとホームページの相互の補完関係がよくなったと思います。
っていうか、もっと早くやればよかった。f ^ ^ *)

このことに気がつかせてくれたのは、このブログを時々ご覧になっていただいている、あるお客様からのご指摘。ありがたいです。

もうひとつ、先日アップした「iDive周辺美味いもの屋マップ」と同じ仕組みを利用して「iDiveが潜りに行く場所マップ」も併せてアップしました。どうぞこちらも参考になさって下さい!
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by idive | 2007-04-19 10:44 | 海の話