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透明度劇的回復の雲見【2010年4月4日】

ポイント名 雲見
 1ダイブ目:牛着岩島裏から水深26mアーチ→水路
 2ダイブ目:牛着岩マンボウライン→水深16mのアーチ
 3ダイブ目:三競
天気 晴れのち曇り
風向 東より
流れ 軽い下り
波・うねり なし
気温 12℃
水温 17℃
透明度 15m〜20m
透視度 12m〜15m
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昨日まであったうねりもとれて、静かな牛着岩です。
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今日はベテランのゲストおふたり。なので湾内のブイではなく、島裏で自由潜降するコースをチョイス。事前に、「透明度があまり良くないので潜降の時に見失わないで下さい」とブリーフィングしました。

ところが。
なんということでしょう!(「劇的ビフォーアフター」の加藤みどりさん的に)

水面から、水深15m以上ある海底が見渡せるではありませんか。さすがに水色はクリアではなく、春の霞のようにぼんやりと白く濁っていますが、昨日まであった浮遊物が全然見あたりません。まさに、劇的ビフォーアフターです。ダイビング開始早々、テンション上がってきました!(^^*)♪

まず岩肌に全身をさらしているアライソコケギンポ君のお姿をじっくりと観察。ネンブツダイの群れをかき分けながら、水深24mのアーチへ。おっと、岩陰には大きなクエがひそんでいました。

マンボウ待ちの根では大小2匹のヒブサミノウミウシをゲット。ここから水深26mのアーチ方面へ、岩伝いに進んでいくと、いるわいるわ、テンジクダイ系の魚がびっしりと群れています。その中にテングダイのペアが浮かんでいましたし、普段は岩の上でじっと擬態しているヒラメが、活発に泳ぎ回ってテンジクダイを捕食しようとしていました。

ふと目線を落とすと、タマミルの上にはかわいいテントウウミウシが2匹。たて穴の中ではちょうど見やすい位置にサクラミノウミウシがいました。

Hの穴上を通ってクランクへ抜け、H型の穴へ。ここで小さなアカネコモンウミウシ(下記画像)を見つけました。
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さらに水路下の洞窟ではオセロウミウシ(下記画像)を2個体ゲットです!
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2本目は、せっかく久しぶりに透明度が良くなったんだから、マンボウ狙って中層を泳ごう!ってことに。ただ、外した時は寂しい限りなので、後半はのんびりマクロも探そう、っていう両面作戦です。(*^^*)

通称「マンボウライン」を水深24mのアーチの辺りから、グンカンまでふわふわと泳いでいきます。

途中、中層でアカクラゲを目撃!これ、今年の2月14日に雲見でマンボウを見た時もいました。マンボウはクラゲを食べるといわれているので、ひょっとして今日も!?なんて、期待が高まったのですが、ザンネン、姿を見せてはくれませんでした。

後半はゆっくりとニシキウミウシアズキウミウシアカホシカクレエビ2個体やアカシマシラヒゲエビの白いヒゲだけ岩の隙間からちらっと見えているのをチェック。さらにスイートジェリーミドリガイムカデミノウミウシアカエラミノウミウシなどを見ました。

3本目は久しぶりに三競へ。イセエビやミノカサゴ、ウミシダの根本にひそむコマチガニや、それからイソバナの根本にちょこんと乗っかったツノガニの仲間を見ました。(下記画像)
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それから、三競にもアカエラミノウミウシが多かったですね。普通のももちろんいましたが、寄生虫にやられてしまったらしく、死後硬直しているヤツや、今まさに交接中のヤツも。
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上の画像をよく見ると、体の右前にある交接器官をくっつけあっているのが、確認出来ると思います。なんだか、この1ダイブで、アカエラミノウミウシの一生を見てしまったようでした。(⌒^⌒)b
by idive | 2010-04-04 17:59 | Diving Log
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