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クリクリ団地と勝手に命名@雲見【2010年12月6日】

ポイント名 雲見
 1ダイブ目:牛着岩小牛の洞窟→たて穴→水路
 2ダイブ目:牛着岩グンカン→ロッカク岩→水深16mのアーチ
 3ダイブ目:三競
天気  晴れ
風向  ほぼ無風
流れ  ほぼなし
波・うねり なし
気温 18℃
水温 19℃〜20℃
透明度 12m〜15m
透視度 10m〜12m
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今日は昨日以上に風が凪いで、暖かく過ごしやすいお天気。絶好のダイビング日和となりました。
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1本目は小牛の洞窟スタート。ゆっくりと行き止まりの狭い洞窟内部の生き物たちを楽しんできました。

何しろここは間口が狭く、ガイドが生き物を見つけても、すぐ後ろのゲストにその生き物を教えるのさえ苦労するほど。なのでゲストが2名以上いる場合は入りません。少人数限定のスペシャルな洞窟です。(⌒^⌒)b

この洞窟、奥行きは15mほど。突き当たりの少し手前の天井に小さな穴が空いていて、光が差し込んでいます。いつもこの場所でUターンをして、穴の外へと引き返します。

このUターン場所に、小さくて透明なソリハシコモンエビクリアクリーナーシュリンプがいました。この2種類はよく似ていますが、クリアクリーナーシュリンプのほうが体の赤と白の模様が多いです。

洞窟を出たあと、ゆっくりとたて穴方面へ。途中、通称「人型の岩」ではゴシキエビの若い個体がまだ同じ穴の中で頑張っていました。今はエビ網漁の季節ですが、つかまらずにうまく切り抜けて大きくなって欲しいものです。

たて穴の前では、定番のルージュミノウミウシを観察。
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このあと、たて穴を抜けて水路方面へ。
水路下の洞窟から三角穴にかけて、フジイロウミウシや、昨日と同じ場所に同じポーズでたたずむミアミラウミウシなどを見ることが出来ました。

三角穴を出たところでは、ショッキングなネイチャーシーンを発見。
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アイゴの子どもが今まさにイソギンチャクに飲み込まれようとしています。
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小牛の浅い岩場では、季節来遊魚のサザナミヤッコが、トラウツボと一緒に同じ亀裂内にひそんでいました。ウツボの仲間って、タコが好物、と聞いていますが、こういう小さな魚は食べないんでしょうか?
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2本目はグンカンスタート。
昨日、水深16mのアーチからグンカンにかけてのコースが生き物豊富で面白かったので、今日は逆に辿ってみることにしました。

まずグンカンでチェックしたのが、昨日発見したクリアクリーナーシュリンプが小さな穴に5、6匹もいる所です。これ、僕は「クリアクリーナーシュリンプ団地」略して「クリクリ団地」と勝手に呼ぶことにしました。f ^ ^ *)
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帯状の模様にしっぽの点々。これはサラサゴンベですね。
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そしてこちらは同じような魚ですが、しっぽに点々模様がありません。なのでこれはミナミゴンベと思われます。
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おや、黄色っぽいガラスハゼ発見。普段よく見る個体とは色味が違います。この体色の変化は、食べている餌に由来しているのでしょうか?
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これはキャラメルウミウシですね。
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ロッカク岩では黄色い可憐なハナタツを観察。しかしここにいた黄色いベニカエルアンコウはいなくなってしまいました。

また昨日見つけた水深16mのアーチ内部のミナミヒョウモンウミウシや、ハナタツ、白いクマドリカエルアンコウなど、みーんな行方不明になっていました。ほんと、生き物との出会いは一期一会ですね。

ただ、健在な生き物もいました。キリンミノの若いのやゴマハギは健在。そしてこの数週間で5個体目の発見となるヒュプセロドーリス・クラカトアも。きれいなので見つかるのは嬉しいのですが、他の種類ももうちょっと増えて欲しいなぁ。

コンディションがいいので、今日のゲストたちは皆3本目へ。そこで三競へ行ってきました。

通称1.5の穴は、差し込む光がまるでレースのカーテンのように優しく揺れていました。
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2の穴では小さなウミウシ発見!体に黒い点々が散在しているのと、触角の色の付き方から、ヨゾラミドリガイと思われます。
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エアドームのある3の穴では、大きな薄いピンク色したミカドウミウシを発見しました。
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また写真には撮れませんでしたが、季節来遊魚の一種ヤマブキベラも確認することが出来ました。
またキビレヘビギンポやムラソイといったあまり数を見かけない魚もゲットしました。

海況が穏やかで流れもなく、ほんとにのんびりとストレスのないダイビングを楽しめましたね。なので今日もワンダイブが50分超。掛ける3ダイブです。今日だけで合計で2時間半も海の中にいた計算になりますね!(*^^*)

そして本日、素敵な写真を提供してくれたのはGakuさんです。ありがとうございました!

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by idive | 2010-12-06 21:07 | Diving Log
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