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何とか西風収まって雲見【2011年12月17日】

ポイント名 雲見
 1ダイブ目:牛着岩:小牛横→小牛の洞窟→湾内のブイ
 2ダイブ目:牛着岩:スタンダードコース
 3ダイブ目:牛着岩:島裏→湾内のブイ
天気  晴れ
風向  西風
流れ  3本目軽い下り
波・うねり 少々
気温 10℃
水温 17℃
透明度:15m〜18m 
透視度:12m〜15m
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富士山、きれいです!(*^^*)
でも冬型の気圧配置が続き、昨日は台風並の風が吹いていました。今日は昨日に比べるとだいぶ風も収まり、なんとか潜れるまでに回復しました。が、エントリー・エキジットは湾内限定でした。
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なので今日は水路を中心にガイドしてきました。水路とは牛着岩を形成しているふたつの三角の岩「大牛」と「小牛」の間のことです。そしてこの水路に大小さまざまな穴が集まっているので、この水路さえ潜れれば、もうこっちのものです。(*^^*)

今日も水中の洞窟探検やビックリするほど濃い魚影を楽しんできました。
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小牛の裏手では根の周りから中層までさまざまな魚で窮屈なくらいでしたね。上の写真にはマアジイサキが写っていますね。

他にもシラコダイメジナスズメダイも数が多かったです。

そしてその中を大きなワラサが何匹か泳いでいました。これだけ魚が群れていれば、肉食系の魚たちもエサには困らないでしょうね。f ^ ^ *)

下の写真はH型の穴を通る私です。今日はクレバスを落ちてH型の穴をくぐり、クランクに至るまでの場所に、これまたすごい数の魚が群れていました。

穴の中に群れる魚は中層と違って、ツマグロハタンポミナミハタンポネンブツダイクロホシイシモチといった種類がメインです。トンネルの中は大袈裟でなく、向こうが見えないほどの魚で埋め尽くされていました。

ゲストのひとりは「12月なのにこんなに魚がいるんですね」とおっしゃっていました。
確かに寒くなってくると、魚の数が減るような印象を持たれているかもしれません。しかし私は逆に、冬のほうが魚影は濃いのでは、と思っています。

初夏から秋にかけて繁殖行動をした魚たちの稚魚が多少大きくなるのが冬場。なのでひとつの種に於ける個体数が最大になるのは、実は寒い時期なんじゃないか、というのがその理由です。

もちろん冬に繁殖する魚もいますが、大多数の魚は水温の高い時期にタマゴを産むと思います。なので冬はきれいな透明度と相まって、地形と魚群をたっぷりと楽しめる絶好のタイミング、というわけです。(*^^*)

さて、こちらは水深24mのアーチ付近にいるイロカエルアンコウ君です。
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上の写真、よく見ると目の上の背中に突き出ている部分に薄い膜のあるのが分かります。これがあるのがイロカエルアンコウ、無いのがオオモンカエルアンコウですね。

水路下の洞窟の洞窟の様子です。
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幻想的ですね〜。(⌒^⌒)b

水路を抜けて湾内に戻ると、そこにはまだノドグロベラセジロノドグロベラ、それから随分大きく成長したツユベラを見ることが出来ました。でも彼らも水温の低下とと共に徐々に姿を消していってしまうと思います。

まだしばらくの間、楽しませて欲しいなぁ。f ^ ^ *)

さて、明日はまた少し西風が強くなるみたいですね。雲見に潜れるといいのですが。今日の写真提供はHiroさんです。ありがとうございました!

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by idive | 2011-12-17 17:39 | Diving Log
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