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スピルバーグ、「攻殻機動隊」を3D実写映画化

まずはこちらの記事をご参照下さい。

なんと、あのスピルバーグが「攻殻機動隊」を実写化するんですって。
へー、いまさら、って感じもしますが、どんな風になるか見てもみたい。

僕はまずウォシャウスキー兄弟監督の映画「マトリックス」を見、今まで見たことのなかったファッショナブルな映像に感動。コンピュータで作り出された仮想世界に生きる、というアイディアそのものは既に80年代にサイエンス・フィクションの世界でサブジャンル(※1)として確立されていましたが、それを斬新とも言える映像表現で世に送り出したことは、ウォシャウスキー監督の大きな功績だと思います。

ところが、この映画に大きな影響を与えたといわれるもののひとつに、「マトリックス」に先立つこと4年前に制作された押井守監督の劇場版アニメ「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」があることを知り、DVDで見ました。

世界中でヒットした映画「マトリックス」のネタのひとつが我が日本の生み出したアニメであったことは誇らしくもあり、でもそれまで見たことなかったのが、恥ずかしくもあり。

さらにその後に神山健治氏が監督したTVアニメ「攻殻機動隊/STAND ALONE COMPLEX」で、すっかりその世界観、かっこよさにはまってしまいました。

最後に、一応後学の為、という感じで士郎正宗氏原作の「攻殻機動隊」を読みましたが、このオリジナル版の主人公・草薙素子さんは、アニメ版のクールで自分のアイデンティティについて深く悩むようなそんな性格とは違うはじけたキャラクターで、正直違和感があったし、全然アニメ版(=押井監督が作り出した)素子さんの方が良いと思いました。

しかしまあ、ことほどさように原作から派生的に映画やアニメ、小説やゲームが作られているというのは、それだけ魅力的な素材なんでしょうね。

今回のハリウッド版実写「攻殻機動隊」にも草薙素子やバトーといった主要人物は出てくるのでしょうが、いったい誰がやるのか、がまず気になるところですねー・・・。

草薙素子さん、僕がまず思いついたのはアンジェリーナ・ジョリー。映画「トゥームレイダー」の印象から。でも自分で言い出しておいてなんですが、アンジェリーナ・ジョリーじゃあダメな気がします。

かといって今更キャリー=アン・モスでもないだろうし・・・。でもバトーはローレンス・フィッシュバーンてのはありかも。ってみんなマトリックスの出演者だな。f ^ ^ *)

ストーリーだってどうするんだろ?まあ実績のある脚本家の方がオリジナルを作るんでしょうが、願わくばこちらの期待を裏切らないものを作っていただきたいですな・・・。

※1
サイエンス・フィクションのサブジャンルは「サイバーパンク」と呼ばれておりました。ジャンルといってもこの世界観を作り出したウィリアム・ギブスンの諸作品のみがそう呼ばれるにふさわしい、という感じでしたけど。
by idive | 2008-04-16 10:56 | 観る、聴く、読む
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