透明度回復の雲見でダイビング 【2008年10月13日】
ポイント名 雲見
1ダイブ目:牛着岩スタンダードコース 2ダイブ目:牛着岩小牛の洞窟→ブルーコーナー→水路下の洞窟 3ダイブ目:三競 4ダイブ目:牛着岩大牛の洞窟→グンカン 天気 晴れ 風向 東より 流れ 軽い下りから無しへ 波・うねり なし 気温 23℃ 水温 25℃ 透明度 12m〜25m 透視度 10m〜18m 三連休最終日。今日も波止場は大勢のダイバーで賑わっていましたが、昨日のような混乱はありませんでした。ほっ(*^Д^)=з。 そして透明度は三連休の中でももっとも良くなり、しかも時間がたってもその透明度が維持されるという素晴らしい状態。天気もよく、洞窟の中には陽の光が燦々と差し込み、これでダイバーが大勢いなければ、100点満点を付けたいくらいのコンディションでした。 そんな中、今日はひとりのゲストが一日4本潜りました! でも、この素晴らしいコンディションなら気持ちも分かります。しかも今日は流れもほとんどありませんでしたし、雲見のダイビングスタイル自体がとっても楽なので、「4本潜ったっ!」という悲壮な感じはしません。 まずは1本目。8時半の出船開始と同時に船に乗って、まずはスタンダードコース攻略です。 島前で落ちて、クレバス、Hの穴、-24mのアーチ、たて穴と特徴的な洞窟群をひとつひとつじっくりと味わいながら通過していきます。 途中途中にキャラメルウミウシやマンリョウウミウシ、大きなクエやイシダイ、マダイ、テングダイ、それに黄色いイロカエルアンコウやミナミハコフグの幼魚、フエヤッコダイ、最近エビ網漁が始まったせいでめっきり数が減ったでっかいイセエビ、ヒョウモンダコなど、大きいのから小さいの、そして群れ群れまで色んな生き物が楽しめてしまいます。 下の画像はキャラメルウミウシですが、手前にゴーストのようにイチモンジハゼが写り込んでしまいました。f ^ ^ *) 最後は水路下の洞窟から、陽の光がふんだんに差し込む美しい三角穴を通って湾内へ。これぞ雲見、という地形探険、ひとまず終了です。 浮上間際、1本目のダイビングを締めくくったのは、お立ち台の上で相変わらず頑張っているピンクのカエルアンコウ君。 2本目は小牛の洞窟で、まずたっぷりと時間を取って楽しみました。この洞窟、間口が狭く、奥行きが深いので、大勢のダイバーが一度に入ることは出来ません。僕はゲストが2名以下の時しか入らないようにしています。大勢だと、せっかくの洞窟を楽しむことが出来ませんからね。 中にはアカネテンジクダイやソリハシコモンエビ、イセエビにノコギリガニ、イタチウオやノコギリヨウジ、大きなカサゴなんかを見ることが出来ました。 ここから小牛洞窟前の穴を通ってムチカラマツエビをチェックして、Hの穴上を通ってブルーコーナーへ。軽く潮のかかる浅い岩の上には、陽光がカーテンのように優しく降り注いで、キンギョハナダイやソラスズメダイの色彩を引き立てています。 今日は中層にカンパチの姿をよく見かけました。牛着岩の周りには小振りながら50匹程度のカンパチの群れがいて、時間帯によってはうろうろとただ泳いでいたり、激しく捕食をしていたりします。またキビナゴの数も尋常では無いくらいいて、銀色の魚体に光がきらきらと反射します。 今日のカンパチの群れの中にはナンヨウカイワリもツムブリも混じっていて、共同作戦でキビナゴを補食していました。 3本目の三競は、混雑した日だというのに他のダイバーに会いませんでした。ラッキー! お陰で思う存分、1番から5番の各穴の、それぞれに違う光の差し込み具合や地形の造形の妙を堪能することが出来ました。 そして4本目。 もう深場へはあまり行かず、主に中層をふわりふわりと泳ぎました。途中、ビルのように大きな岩の景色や、キビナゴとカンパチのバトル、イサキの群れなどが楽しめます。この中層を行くスタイルも、穴巡りとはまた違った面白さがありますね。 そして牛着岩を代表する洞窟の最後の一つ、大牛の洞窟にもきっちりと入ってサクラテンジクダイなどを見ました。ここから中層を泳いでアウトサイドの飛び根などを通過してグンカンへ。 ここではベニカエルアンコウやイソギンチャクエビ、ミツボシクロスズメダイやクマノミ、そして岩を取り巻く雲のように群れるキビナゴやそれを捕食するカンパチを見ながら安全停止。 穏やかな水面にぽんと浮上して、今日のダイビングも無事終了です。 雲見は、まったく違ったスタイルのダイビングで一日4本潜れてしまうこと。しかもエントリーやエキジットが楽で、インターバルを過ごす施設が充実していることもあって疲労感が少なく、楽に4本行けちゃうあたりが凄いところです。 もちろんゲストの数や海況など、いくつか条件が揃わなければダメですが、内容の違う満足度の高い一日4ダイブ、ぜひリクエストしてみて下さい!!
by idive
| 2008-10-13 23:55
| Diving Log
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